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Home » Logic Proレポート, レポート記事 » Mac OS X 10.7 Lion 検証あれこれ(Logic Pro 9.1.5 32bit編)


先日突然Pro Tools 10が発表と同時にリリースされ、これまでPro Toolsはベータでの対応だったMac OS X 10.7での動作が正式にサポートされることになりました。

Pro Tools 10のニュースはちょっと先送りすることにして、これを機にサウンドウーノ・スタジオのMac ProにもMac OS X 10.7.2 Lionをインストールしてみましたので、これから何回かに分けてその動作についてあれこれ検証してまいります。

LionLogic32_0

まずはその1回目として、Logic Pro 9.1.5 (32bit) のプラグインの認識について確かめてまいります。ここは百聞は一見に如かず、Logicの「Audio Units マネージャ」の画面をキャプチャいたしました。(下の画面をクリックしていただくと別画面で拡大表示されます。)

※これはあくまでサウンドウーノのMac Proにおけるものです。他の環境でも同様の結果かどうかまでは確認しておりませんので予めご了承ください。

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ここまでで AU Validation チェックを跳ねられたプラグインは以下の通りです。

・Antares Auto-Tune 5
・Audioease Altiverb 6
・Audioease Speakerphone 2
・Celemony MelodyneBridge
・GForce Virtual String Machine
・IK Multimedia AmpliTube Metal
・iZotope Ozone 3
・M-Audio Key Rig
・MOTU BPM
・MOTU MachFive 2
・MOTU Symphonic Instrument
・MOTU Volta

Auto-Tune 5、Ozone 3、Key Rig などは旧バージョンだったり開発が終了してしているので致し方ないところです。気になるのはAudioease社の2製品です。本国WEBのフォーラムでも話題になっておりますので、メーカー側も認識している模様です。

Celemony MelodyneBridgeも跳ねられてしまいましたが、Melodyne Studioのスタンドアロンは普通に起動いたします。GForceのVirtual String Machineがなぜだか跳ねられてしまいました。AmpliTubeはその他のモデルが通っているだけにちょっと謎です。

MOTU BPMはバージョン1.5への有償アップデートを適応しておりませんので、1.5にすると変わって来るかもしれません。MOTU MachFiveはバージョン3からがLionの正式サポートになります。(上の状態はバージョン2.0.2)MOTU Symphonic InstrumentとVoltaは長らくアップデータがリリースされておりませんので、AUプラグインはもうLionには対応しないのかもしれません。

余談ですがLogicのAU Validationで跳ねられてしまったこれらのプラグインは全て、Pro Tools 10.0.0では普通に立ち上がりました。

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ここまでで AU Validation チェックを跳ねられたプラグインは以下の通りです。

・Serato Pitch’n Time LE
・Slate Digital Trigger
・Sonnox Oxford Reverb
・SoundToys Speed
・Steinberg The Grand 2
・TC Electronic TC PowerCore 01

Pitch’n Time LEとSpeedという、LogicのTime and Pitch Machineに組み込まれるプラグイン2つが跳ねられてしまっております。Slate DigitalのTriggerは最新アップデータを当て直しても改善されませんでした。

SonnoxのReverbはこちらの環境のせいかもしれません。というのもSonnox社からはLionの正式サポートが既に表明されているからです。実はSonnox Reverbの最新版1.1.0だと、OS 10.6.8でも跳ねられてしまっておりました。原因を探ってみたいと思っております。
バージョン1.1.1がリリースされ、使用可能になりました。(2011年11月14日追記)

The Grand 2は跳ねられても致し方ないところです。TC PowerCore 01も跳ねられてしまっておりますが、PowerCoreのその他のプラグインは全て通りました。動作の安定性までは確認しておりませんが、PowerCoreユーザの方でもLionでの使用は可能かもしれません。

またまた余談ですが、これらのプラグインも全て、Pro Tools 10.0.0では普通に立ち上がりました。

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ここまでで AU Validation チェックを跳ねられたプラグインは以下の通りです。

・Waldorf Waldorf Edition

Waldorf Editionに含まれる3つのプラグインのうち、PPG WavesはPPG Waves 3.Vというメジャーバージョンアップ(有償)がございますので、それを適応させると変わるかもしれません。

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これで最後になりますが、ここまででは全てのプラグインが AU Validation チェックを通りました。

今回はあくまで AU Validation チェックのみで確認いたしましたが、LogicのLionでの動作について気付いたこと等がございましたら、また書いていきたいと思います。

Mac Os X 10.7 Lionの動作検証は、まずは各DAWでのプラグインの起動チェックを順次行ってまいりますので、次回まで少々お待ちください。よろしくお願いいたします。


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