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Home » Logic Proレポート, レポート記事 » 「Logic Pro 9」 うれしい新機能


新「Logic Studio」の新機能に付きましては、アップルのページでもいくつか触れられております

インストールが終わってからまだ数時間、本当にパッと触ってみただけですが、気づいたうれしい新機能をご紹介いたします。

Logic9_AudioDriver

オーディオ・ドライバの設定が、入力と出力を別々に設定できるようになりました。上の画面は、出力にApogee Symphonyを、入力にPro Tools HDのCoreAudio Managerを設定しているところです。(つまり入力にはDigidesignの192 I/Oを使えます。)

「本当に大丈夫?」と思い、上記画面のバッファを64の状態でレコーディングもしてみましたたが、ノイズも載らずにきちんとレコーディングできました!これは便利!!

そしてアップルのページでも触れられているリージョン・バウンスに付いても確認してみました。リージョンをControl+クリック(右クリック)すると、以下のメニューが現れます。

Logic9_region

この中にある「所定の場所にバウンス」というメニューを選ぶと、以下の画面が登場いたします。

Logic9_RegionBounce

上の画面を見ていただいてお分かりの通り、バウンスした後にオリジナルのリージョンをどう処理するのか、エフェクト・プラグインをバイパスするかなどの設定項目があり、かなり融通が効くようになっております。これは本当にうれしい新機能ですね。

その他、リージョンの編集メニューの中にはSMPTEロックという項目もあります。

Logic9_SMPTELock

これはソング頭のSMPTEオフセットを変更したりしても、そのリージョンは絶対時間に対して動かないというメニューです。MA的な作業に絶対に不可欠なメニューですので、これもうれしい新機能です。

アレンジ・ウィンドウ上でマウスを右クリックした際の環境設定に、新たな項目も加わっております。

Logic9_RightClick

この「ツールおよびショートカットメニューを開く」という項目に設定しておくと、右クリックで以下のようなメニューが開きます。

Logic9_RightClick2

ちょっと表示し過ぎの感もありますが、これはこれで便利そうです。

その他、ロケータの範囲設定をリージョン選択で行えるメニューが追加されたりもしております。

Logic9_locator

Pro Toolsの操作に慣れている人にはうれしい項目ですね。

ここまで挙げた以外にも、いたるところに「なるほど」と思わせる変更や追加が行われております。

目玉となる新機能の「Flex Tool」や「Varispeed」、「Amp Designer」や「Pedalboard」といったプラグインの追加以外にも、Logic Pro 9は地味ながらも多くのユーザの声を反映させたアップデートなのではないかと思います。Mac OS X 10.5.7以降でLogic Pro 8をお使いの方は、恐らく問題なく移行できるのではないでしょうか。

使っているうちにまた気づいた点などございましたら、随時アップしてまいります。
それではまた。


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