今回はPro Tools 8での最大の目玉機能、MIDI編集とスコアリング機能、そしてテイクのコンピング機能のご紹介です。
Pro Toolsソフトウェア上で、このピアノロールが全画面表示されているだけで涙ものです。
この画面表示をどれだけ多くの方が待ちこがれていたことでしょう。
注目すべきは上のツールバー。
編集ウィンドウの時と同じツールボックスが並びます。
画面が変わっても基本操作方法が変わらず、操作に戸惑うことがありません。
ピアノロールでは複数トラックを同時に表示させることももちろん可能です。
トラックリストの左側に黒丸が付いているトラックが同時に表示され、右側に鉛筆印があるトラックがMIDIデータの入力状態であることを示しています。
よく考えられてます。
ピアノロールではノート情報の色の濃淡により大体のベロシティ値を表したり、ピアノロールの下に各MIDI情報の状態を表示させたりすることも可能です。
他のシーケンサー・ソフトではもうすかっりお馴染みの機能ですが、よもやPro Toolsでこの画面を見ることができるようになるとは・・・(しつこいですね)。
そしてこちらも待望のスコア画面、さすがはSibeliusエンジン、とても奇麗です。
(2枚の写真で色の感じがかなり違うのは、こちらの写真に起因するものです。)
ここでも注目すべきは上のツールバー。
これまでと同じツールボックスが並んでおります。
こちらは曲のタイトルや作曲者名、五線譜の幅、紙の大きさなどの、楽譜の基本となる情報を入力しているところです。
プロクオリティのスコア作成は、あくまでSibeliusへ送るコマンドを使用して、Sibeliusで仕上げるというのが基本となるため、逆に必要十分な機能が揃っており、かなり分かり易い印象でした。
プロクオリティのスコアはSibeliusでと言っても、Pro Tools 8のスコア機能が簡易版であるというわけではありません。
上のようにコードとギターのタブ譜を添えるような、心憎い機能もしっかり積まれてたりします。
これらの画面の切り替えは、上のMemory Locations ウィンドウを使ってパカパカ行っておりました。
Logicで言うところのスクリーンセットの切り替えにあたるようですね。
そしてテイク選びをよりスムーズに行うことを可能にした、コンピング機能のご紹介です。
ご紹介と言っても、画面を見ただけである程度使い方が分かってしまうくらい、非常に分かり易い操作感です。
ソロ・ボタンで試聴し、矢印ボタンで上に上げるといった操作になります。
その他Pro Tools 8のもう一つの目玉機能として、エラスティック・ピッチ機能があるのですが、今回の発表会ではそのデモンストレーションは行われませんでした。
残念。。
Pro Tools 8を少しでも早く見てみたい!という方は、11月19縲鰀21日に幕張メッセて開催される、Inter BEE 2008までぜひ足をお運びください。
(Inter BEE 2008の詳細はこちら)
発表会レポート(その3)はこちら
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