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Home » Pro Toolsレポート, レポート記事 » Digidesign Structureを検証する(その1)


Pro Tools HDがレコーダーとしての業界標準となった今、プリプロなどのデモ作りの作業でも、最初からPro Toolsで行えたらと思われている方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。LogicでEXSを多用されているような方は、なかなか移行が難しいかもしれません。

そんな中、ついにデジデザイン純正のソフトサンプラー、Structureが登場してまいりました。
これから数回に分けて、このStructureを取り上げてまいります。

まずはメイン画面のいくつかのページをご覧いただきましょう。
Structure_Main2 Structure_Main3 Structure_Main4

続いてはエディット画面です。
Structure_Edit1 Structure_Edit2 Structure_Edit3

これまで、ハードサンプラーやソフトサンプラーをお使いの経験をお持ちの方は、画面をご覧いただければ大体の操作の予測がつくと思います。極めて明快で、取り説無しでもすぐに使える、非常に分かりやすい操作感です。

Structureには標準で約16GBのライブラリーが付属しております。
また、East West社よる “Goliath-Structure Edition” (総容量約40GB)の30日間トライアル版も付いております。
標準で付属するライブラリーにもEast West社よるプログラムが多く含まれており、かなり実践的に使える音色ばかりです。

それでは標準ライブラリーのリストをちょっと覗いてみましょう。
Structure_List Structure_DrumList Structure_BassList

ドラムの音色には、デジデザイン純正のドラム音源ソフト “Strike” の技術が使われているようで、ルームマイクやオーバーヘッドのマイク、トークバック、ルームサイズなどを、つまみで容易に変更できるようにプログラミングされています。

Structure_Drums

面白いのはこれらのつまみのプリセットがキースイッチとして割り当てられていることで、例えば “Fat Kit XXL” という音色を、このキースイッチを切り替えながら聞いてみると、こんな感じになります。
Listen !

標準プリセットでは、キーボード群も非常に充実しており、例えばSteinwayの音色はEast West社製、Melotronの音色はGForce社製のライブラリーが使われております。SteinwayはGIGAフォーマットで発売されていたライブラリー、Melotronはソフトウェアシンセ “M-Tron” が基になっているものと思われます。
Structure_KeyboardList Structure_Main1 Structure_Melotron

それではStructureの “Steinway B Natural” の音色を聞いていただきましょう。
Listen !

せっかくなので、GIGAフォーマットのEast West社 “Steinway Piano” の音色も聞いてみてください。
Listen !

やはり贅沢にも、単体で発売されていたピアノ・ライブラリーのサンプルがそのまま収録されているようです。

これだけではありません。Structureのオーケストラ系の音色には、あの “East West Quantum Leap Symphonic Orchestra” からの抜粋が収録されています。フルオーケストレーションは無理かもしれませんが、ポップスなどで使う楽器群がうまくセレクトされております。

Structure_Orchestra

このように標準のライブラリーがかなり充実しているにも関わらず、お値段は初回限定の¥59,000(税込)!!
(ご購入/お問い合わせは TEL: 03-3568-8363 E-Mail: info@sounduno.com まで)

このお値段は本当に初回限定ですので、お早めのご注文をお待ちしております。
実際に一度聞いてみないとという方は、ぜひサウンドウーノのショールーム€まで足をお運びください。

次回以降は、EWQLシリーズの音色やライブラリーのコンバートの精度などを検証してみたいと思います。


株式会社サウンドウーノ 宇野克郎
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